おさすい別館:ちぇる美の部屋

海水魚チェルブピグミーエンゼル「ちぇる美」と愉快な水槽仲間の日記。

シリキルリスズメダイ追加しました。

いままで、サンゴ礁を目指して群れたスズメダイとサンゴの共生を目指してきましたが、メインをデバスズメにしていました。

 

しかし、このデバスズメは、なかなか20匹以上の大量飼育が困難なようで、過去に何度か試したものの、最終的には10匹程度になってしまいます。

 

水質やエサのやりかたなど、いろいろ模索してみたのですが、デバスズメに関してはこの減少を食い止めることはできませんでした。
これは90cm水槽から、現在の120cmに変えても同じなのです。

 

しかし、一方で7匹いるネッタイスズメなどはほとんど減っていません。

このため、どうも「デバスズメ」自体に、脆弱な面(性格や闘争に弱い)があるのではないかとも思えました。

 

そこで、今回は「シリキルリスズメ」を20匹ほど入れてみることにしました。

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入れてから、約1週間ほどが経過しましたが、現在までに減った数は1です。

デバスズメですと、3匹~消えても不思議ではないため、まずまずの状態かと思います。

 

ルリスズメと比較して、やや体色はブルーっぽく、名前の通り尻尾の黄色がアクセントになっていて、群れで移動するさまはサンゴ礁をイメージさせ、なかなか華やかです。

 

思ったほど、闘争もしませんし、他の魚を攻撃することもありませんが、デバスズメほど群れることにはこだわっていないようですが、かといって、ルリスズメネッタイスズメのほど単独行動を好むわけではないようです。

 

このまま、大量・長期飼育ができるかどうかわかりませんが、しばらくはエサの摂取状態に気を使いながら静観してみることにします。

 

 

ちんあなごが復活しました!

こんにちは。

「ちんあなご」が約2週間ぶりに現れました。

6月の半ばに入れて以来、さっぱり姿を見せず心配していたのですが、7/30の夜間に消灯後の水槽を覗いてみたところ、ひょっこり顔を出していました。

 

▼ちんあなご

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画像は、消灯後だったため、なるべく驚かせないよう、ブルーの照明だけをつけた状態なので青くなっています。

 

しかし、いきなり照明を点灯したにもかかわらず、首を引っ込めることもなく「ゆらゆら」していました。

いままで、一体どこにいたのやら・・・・。

 

そこで、早速エサを与えることにしました。

エサは、沈下性のある、メガバイトの赤、Sサイズです。


このエサは、臭いも強いし、嗜好性も高く、なによりプランクトン食である、ちんあなごの口のサイズに合いそうです。

 

水流ポンプを停止して、指で水中にまくように与えます。

60cmの高さがあるため、エサの投入には、ちょっとコツが必要でしたが、なんとか「ちんあなご」の首が届く範囲にまくことができました。

 

しっかりと何粒か、食べたのを確認しました。動きがユニークなので見ていて飽きないのですが、この周囲に落ちたエサを求めてヤドカリが来たため、また穴の中に引っ込んでしまいました。


ちなみに、昼間はスズメダイがすごい勢いでエサを追い回すため、今回のように、他の魚が寝ている消灯後に「そっと」与えるほうがいいみたいですね。

この調子で今後も出てきてくれればいいのですが。

 

ツツウミヅタ

こんにちは。

 

サンゴ水槽に「ツツウミヅタ」センターグリーンを入れて1年がたちました。

人気種ということもあり、さほど珍しい個体ではありませんが、年単位での飼育となると難しいという話しもよく聞きます。

 

よくあるパターンとして、最初の数ヶ月は元気ですが、やがて開きが悪くなり、全体的にしぼみ、そのまま溶けてしまうパターンが多いようです。

 

 

これが、昨年の8月に入れたときの「ツツウミヅタ・センターG」です。

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撮影したときに、ちょっと開きが悪かったみたいですが、元気な個体です。

 

コレが、1年経過してこのようになっています。

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水槽を眺めるだけでは、成長などを含めた変化がわかりづらいですが、このように画像で比較すると、よくわかりますね。

 

全体的に増殖はしているのですが、茎の部分が長くなったような気がします。

これは、光を求めている個体に多く見られます。

 

例えば、マメスナなどでも暗い位置に置かれると、光を求めてこのような姿になることがあります。

 

このツツウミヅタは「グラッシーレディオ27w・ホワイト」の直下にいますので、十分光は足りていると思っていましたが、水槽の深度が60cmありますので、底に置いていたのでは光不足気味なのではないかと判断しました。

 

ホワイトの光は、照度もでますので私はこの位置でも十分なのではないかと思っていたのですが、こうして写真を見比べると、やはり茎の部分が長く、開きもイマイチに感じます。

 

そこで、ライブロックの小岩を、ツツウミヅタの着いた岩の下において、下駄を履かせて高さをアップしてみます。

 

光の当たり具合を見ていると、いい感じに見えますし、この位置は流れもかなり強く当ります。

 

しばらくは、この位置においてみて様子を見守ることにします。

 

シライトイソギンチャク

さて、先日「シライトイソギンチャク」を購入したのですが、見た目の白さに思わず衝動買いしたような気がしないでもありません。

 

実は、シライトは今回で3匹目になりますが、いままで特に飼育が難しいと感じたこともなかったのですが、実際のところ「真っ白なシライト」は、結構な難易度であることがわかりました。

 

今まで、ヒーターの上でこげたのと、水流ポンプに突っ込んだのが原因でしたし、特に餌を与えなくても、数ヶ月はいたと記憶していますので、それほど難しいものとは思わなかったんですね。

 

今までの個体と比較して、妙に白いのと、触手が細いので、すごく繊細なイメージがしますけど、今のところは特に不調な感じはありません。

 

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ちなみに、厳密に言うと、この個体は触手の先端に「ブルーのスポット」が入っていますので、「チクビイソギンチャク」らしい(スポットがないものはシライト)ですが、両者に厳密な区分けは無いようで、お店でも混同されており、飼育法も大きく変わりはないかと思います。

 

特に、薬物採取されているものは極端に弱く、数割かは飼育早々に逝ってしまう個体も少なくないとか。。。

最近では、薬物採取ではなく、比較的健康状態良いものが入ってきているそうですが、こればかりは確かめようもありませんが、薬物採取の場合、まず1週間くらいはなんでもないのですが、ある日突然(1週間程度)たつと、突然ダメになるパターンが多いようですね。


もし、この個体がしぼんで消えるようなものでなく、1~2週間で、膨らんで、中から異物を吐くように一気にグッタリした場合は薬物だと判断することにします。

 

●光と水流
比較的弱めですが、4つある水流ポンプのうち、2つは「hyder」による間欠運転をしているため、全部が稼動しているときはかなり揺れる状態にあります。

光は、「グラッシーレディオ27w・リーフホワイト」の直下にありますが、水深が60cmあるため、特別強くもなく弱くもない感じだと思います。

 

キレイな純白を維持したいところですが、多少褐虫藻が乗ってくれば、元気に育つのではないかと思います。

 

水槽のその後とウミアザミ

こんにちは。

 

先月、魚が白点病で次々と他界してしまい、タテジマキンチャクダイ、ソメワケヤッコ、キイロサンゴハゼが召されてしまいました。

 

さらに、ミドリイシ部隊もRTNの発生で、一気に白化してしまい残念ながら水槽内が一気に寂しくなってしまいました。

 

原因としていくつか考えられること

1)6月の間だけで、レイアウトの変更と砂の追加を、それぞれ2回おこなった。

2)初期の白点を見過ごしてしまった。

3)プロティンスキマー(SKIMZ sm-163)の不調

・・・と言ったところでしょうか

 

 

●現在の水槽

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そんな中でも、ウミアザミが割りと元気に増殖しているのが救いです。

 

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SPSも若干は残っていますが、水中にふわふわと漂う白いウミアザミは動きもあるし、清涼感もあるのでとても気に入っています。

 

水槽の高さは60cmありますが、このウミアザミは水面から10cmくらいの位置で、かなり強い光が当たっており、水流もかなり強めです。

 

ただし「hyder」で、間欠運転をして15分ごとにON/OFFを繰り返しています。

常に強い水流を当てているのもよくないのですが、流れが弱いとゴミがたまったりしますので、このくらいがいいのではないかと思っていますが、今のところ順調です。

 

このまま殖えていけばSPS水槽とはまた一味違った水景になりそうです。

 

 

クマノミとシライトイソギンチャク

こんにちは。

今回、クマノミペアとシライトイソギンチャクを入れてみました。

 

シライトイソギンチャクは、今回で3匹目ですが、久々に飼う事になりました。

ちなみに1匹目は、ヒーターの上に移動、2匹目は水流ポンプに突入と、いづれも悲惨なことになってしまいましたので、今回の個体はちょっと工夫をこらして移動を防止しています。

 

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以前サンゴイソギンチャクを入れたときは、分裂して増殖しまくるのと、水槽内の徘徊に手を焼きましたが、そのときの経験が生きています。

 

具体的に言うと、イソギンの下のライブロックが、大きな穴の空いたドーナツ状になっており、そこに吸い付かせているわけです。

周囲は砂地ですので、ここからは簡単に移動できなくなっているのです。

 

置いた場所は、白い光(グラッシーレディオ27wホワイト)の当たる位置にしています。もう少し右に置けば青い光も届きますが、シライトの場合は白い光でも十分にキレイに見えますので、照度のある白い光の場所に置いています。

 

ここで、しばらく光や水流の強さが適しているか様子を見ているところです。

 

久々の、クマノミとイソギンチャクですが、やはり共生というのは見ていて面白いものですね。

チェルブピグミーエンゼル

まず、このブログの主役「ちぇる美」さんです。

 

メタリックに輝く紺色とオレンジの顔がキレイで、人気の小型ヤッコですね。
活発で丈夫で飼い易いといわれています。

個体によって、顔のオレンジ部分の面積が違うようですね。
個人的にはオレンジ多目が好きですが、うちの「ちぇる美」は、まぁ普通でしょうかw。



学名Centropyge argi
分布 西部太平洋
全長 8cm
食性 人工乾燥飼料(雑食性)

 

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性格:

基本的に気が強くタフですが、同種以外に攻撃を加えることはほとんどありません。ただ、本種を含め、同種のアブラヤッコ属はペア以外はダメでしょう。

 

精神的にタフですので、後から入れても環境にはなじみやすいと思いますが、以前、「チャイロヤッコ」のいる水槽に追加したところ、ものすごく追い回されてしまい、結局、数日の命となってしまいました。

 

また、私の経験則ですが「ソメワケヤッコ」ともケンカしたことがありましたが、大型ヤッコの場合、そのような心配はないようです。


餌付け:

水槽の状態がよければ、特に餌付けをしなくても大丈夫です。私は餌を与えるときに、メインポンプ以外は停止して手で餌を持ってフレークを与えています。


このとき、スズメダイなどはすぐに手から、餌を奪うように食べていますが、チェルブはこの争奪戦には参加しません。
未だに、スズメダイが撒き散らし、底に沈んでいく餌を食べているようです。

 

導入初期に、餌を食べずに心配ならフェザーなどの成長が早い海藻を植えたり、ライブロックなどを入れてあげるとかなり有効です。

1ヶ月もすれば、人工餌をいつの間にか食べるようになります。

 

病気:

白点などの病気には他のヤッコと比べるとかなり耐性があります。他のヤッコが全滅するくらいの白点でも、チェルブは全く感染しません。
個人的には、スズメダイ並みの強さと思います。

うちにはホワイトソックスがいますが、たまにクリーニングをしてもらっています。

 

最終的には、ペア飼育をしたいと思っていますが、雌雄の判別が難しいために、今のところ実現していません。

でも、いつかは並んで泳ぐところを見てみたいと思う魚です。